幸せホルモン帰宅部

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天空の扉 1巻 エロくて グロくて 哲学な 冒険ファンタジー開幕ー前半

 

 皆さんこんにちは、今回からKAKERU先生の漫画「天空の扉」シリーズの紹介を書いていきます。

 

   

         天空の扉 1

 

1・あらすじ

 舞台は魔王ディアボロが勇者レイによって倒された3年後、主人公ルーシュは勇者の仲間でマクロドライバーのルイを父にもつ少年であった。ある日ルーシュと彼の姉ルサルカ、幼馴染のマギアが住む村が死んだはずの勇者レイによって壊滅させられてしまう。辛くも勇者レイの猛攻から生き延びたルーシュは、勇者レイの野望を阻止するため、そして拐われた姉を助けるため、魔王ディアボロやマギヤ達と旅立つ!

 

2・天空の扉シリーズについて

     「ぷぎゃーーーーーーーー!!!・・・」

「天空の扉」1巻 ゴブリン

「天空の扉」1巻より

 いきなり取り乱してしまい大変失礼しました(笑)。上で1巻のあらすじを書いてみたところ、ここだけ読むと勇者が襲ってくるところ以外メッチャ普通の冒険物に見えてしまったため、「天空の扉」の紹介になってないじゃないかと思い空気を変えてみた次第です。

 

・中身は邪道ド〇ゴン ク〇スト

 さて、同作者の作品でおそらく一番有名であろう「魔法少女プリティ☆ベル」などでKAKERU先生の作品に触れられたことのある方はよくわかってらっしゃると思いますが、このKAKERU先生は王道漫画の皮を被った邪道漫画しか書かない方なので当然この天空の扉もそういった作品になっています。KAKERU先生も度々例えられていますが一言で言うと「邪道ド〇ゴン ク〇スト」って感じです。なので王道冒険ファンタジー漫画が読みたという方にはオススメできませんので他をあたってください。

 

・でもメッチャ面白い!

 ただし面白いか面白くないかで言うと筆者的にはめちゃくちゃ面白いですね。何が面白いかというとやはり論理的で哲学的な展開これではないでしょうか。どういうことかというとまず一般的に某有名漫画雑誌の冒険物なんかですと「友情・努力・勝利」といった燃え展開になると思います。一方でこの漫画は「敵がAという手段で攻撃してきた」⇒「主人公達はAの手段を使われることを想定していたため、Bという手段を用意していた」⇒「敵は主人公達になすすべがなく全滅した(笑)」というような一見身も蓋もないような展開をしっかり書いているんです。つまりは原因と行動と結果のロジックがしっかりしているので不思議と理不尽な展開に納得できるんですね。そのため「主人公たちの準備が万全だったため敵は何もしなかった」なんて展開も平気でありますけど、決して理不尽ではないんです!そしてそこが面白いんです!(いや理不尽も多いな・・・)なかなか言葉では伝わりませんのでぜひ一度読んでみることをお勧めします。

 

・エロ、グロ、ギャグ成分は強め

 連載元が成年向け雑誌ということでエロ・グロ成分強めです。ただグロに関しては基本ギャグ展開が多いので筆者は不快感は感じません。むしろKAKERU先生の漫画らしく明るくスカッとした展開が多いので、明るいファンタジーものが読みたい方にもおすすめできます。そしてエッチなサービスシーン(ロ〇多めw)もしっかりありますので殿方の期待は裏切らないと思います(///▽///)。KAKERU先生の作品は恥じらいがない豪速球エロパターンも結構あるので時々なんとも言えなくなるのですが、この天空の扉の世界はちゃんと羞恥心がありますのでバランスいいです(笑)。

 

長くなりましたので次回につづきます。

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