幸せホルモン帰宅部

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天空の扉 1巻 エロくて グロくて 哲学な 冒険ファンタジー開幕ー後半

 皆さんこんにちは、前回に引き続き天空の扉1巻の記事を書いていきます。前回は概要を紹介しただけだったので、今回は1巻の内容を中心に書いていきます。

 

   

      天空の扉 1

 

1・この本の見所

・物語に深く関わる重要人物ぞくぞく登場

 この巻は物語の始まりということで、主人公ルーシュのパーティを始め、敵のレイサイドにも今後物語に深く関わる重要キャラが多数登場します。この間では1コマしか出ない敵幹部にも、重要なキャラが多数いますので読み飛ばさずにきちっとプロフィールを読んだほうがいいですよ。特に各キャラクターがなんの種族なのか(竜魔族や三目族など)は同じ種族同士のつながりが今後重要になります。

 あとこの巻にはファンタジーらしくLv(レベル)の概念が出てきますが、すぐにインフレして意味なくなるので、そこはまったく気にしなくて大丈夫です(笑)

「天空の扉」1巻 マクロドライブ

「天空の扉」1巻より

 

・勇者が敵で、魔王が味方に!?

 読めばすぐわかることなのでさくっとネタバレかきますが、この天空の扉では魔王が味方で勇者が敵(おそらくラスボス)です。まー昨今この構図自体はそんなに珍しくないかなーと思いますが、この漫画が面白いのは魔王も勇者も普通に地に足がついたキャラクターだということです。勇者レイに関してはこの巻では人間に対して切れちゃってるので、この巻を読んだだけではヤバイやつの印象が強いですが、実際は非常に冷静かつ客観的に物事を見ることのできる有能な人物です(さすが勇者!)。魔王ディアボロに至っては魔王なのにこの漫画で一番まともで考えの深い人物かもしれません。魔王なのに普通にいい王様で、正直こんな上司欲しい!

「天空の扉」1巻 ディアボロ

「天空の扉」1巻より

 

・もう一人の主人公ゴブリン

 この1巻のもう一人の主人公にして、この漫画のマスコット(笑)的な存在のゴブリンです。筆者はこの漫画を最初に読んだときは、このゴブリンの扱いに衝撃を受けました。見た目はマスコットキャラなのに、扱いがゴキ〇リ並というか、それ以下というか・・・。ひょっとすると巻末に収録されている、「ゴブリンの生態解説」がこの巻で一番面白いんじゃないかとすら思います。それにしてもダークドリームといい、KAKERU先生の漫画はマスコットキャラに容赦ないですね(笑)

「天空の扉」1巻 ゴブリン

「天空の扉」1巻より



 

2.筆者の感想

 筆者はこの天空の扉が初めてのKAKERU漫画だったんですが、読んだときは世界観に引き込まれましたね。あとやっぱり印象的なのがゴブリンです、見た目と設定のギャップがたまらなく好きで筆者のなかでは「ぷぎゃー」といったらこいつです。

 正直万人にお勧めできる漫画だとは思いませんが、癖のあるファンタジーに興味のある方は是非読んでみて下さいね。

 

この巻のオススメ度:✩✩✩✩✩✩

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