【ネタバレ】アベンジャーズ/エンドゲーム 考察 キャプテンアメリカが過去を変えていた!?
歴史的なヒットを記録したアベンジャーズシリーズの最終章「アベンジャーズ・エンドゲーム」
最後の総力戦のシーンなど正にアベンジャーズの最後を飾るに相応しい圧巻のシーンだったと思います。
しかしその一方で「あのキャラの扱いに納得がいかない!!」、「あのキャラの行動が矛盾している!!」といった否定的な意見をお持ちの方も相当数いらっしゃるのではないでしょうか?
実際、筆者も「エンドゲーム」を見てしばらくは、期待していた分「裏切られた」という否定的な感想をもっていました。
しかし先日同じく「エンドゲーム」に否定的な意見を持っていた友人と、映画談義をしている中で「ひょっとして"あの人"の"あの行動"には別の意味があったんじゃないか!?」とふと思い至ったのです。
そしてそう解釈すると「アベンジャーズ・エンドゲーム」が急に非の打ち所のないすばらしい映画に思えてきたからあら不思議(´∀`)
そこで今回は「エンドゲーム」否定派だった筆者がどうして急に肯定派になったのかを説明していきます。
なおここから先はネタバレ満載となっていますので、ネタバレを避けたい方はご覧にならないようにお願いしますm(_ _)m
下の画像は前作のインフィニティウォー
- 1.エンドゲームを見て納得できなかった部分は?
- 2.キャプテンアメリカが過去を変えていたという可能性
- 3.過去を変えることの問題点
- 4.実際作中で別の時間軸(パラレルワールド)が出来ていた!
- 5.過去を変えることで生まれる可能性
- 6.まとめ
1.エンドゲームを見て納得できなかった部分は?
・ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)の犠牲
おそらく今回の「エンドゲーム」でもっとも物議をおこすのが、ソウルストーンを手に入れるためにヴォーミアで犠牲になったブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフではないでしょうか?
アベンジャーズの主要メンバーなのにあっけなさ過ぎ!
ヒーローなのだからサノスとは違う解決方法を模索して欲しかった。
ネビュラはサノスがガモーラを犠牲にした意味を考えなかったのか?
そもそもなぜナターシャとバートンで行く必要があったのか?
など思いをブチ撒けだしたらどんどん出てくると思います(°д°)
筆者も映画を見た直後はここが一番モヤモヤしていましたヽ(`Д´)ノ
・戦わないブルース・バナー(ハルク)
前作インフィニティウォーの冒頭でサノスに敗れて以降、ハルクに変身できなくなったブルース・バナー。
前作で負けたフラストレーションを今作でサノスにぶつけてくれると期待していたファンも多かったと思います!
しかしいざ蓋を開けてみるとサノスにフラストレーションをぶつけるどころか、殆ど戦闘シーンのない「インテリ・ハルク」になっていましたΣ(゚д゚lll)
エンシェント・ワンとの交渉など重要な役割は多かったですが、せめてハルクとして一発サノスをぶん殴って欲しかったファンは私だけではないはずです!
あれじゃあハルクが負けっぱなしじゃないですか(ToT)
・トニー・スターク(アイアンマン)の犠牲
サノス軍団とのラストバトルの最後で、戦いを終わらせるため自らを犠牲にしたトニー・スターク(アイアンマン)。
マーベル屈指の人気キャラだけに彼の死がショックだったファンも多いはず(ToT)
同時に「トニーが犠牲にならなくても勝ってたんじゃない?」と思った方も多いのではないでしょうか(°д°)
実際スカーレット・ウィッチやキャプテンマーベルが単独でサノスを押している場面もありましたし、他の戦闘も優位に進めていたのであのまま戦っていてもアベンジャーズが勝利していた可能性は充分あったでしょう!
しかし長期戦になればサノスがガントレットを使い、世界の全てをリセットしてしまうリスクは当然付きまといます。
また仮に勝利したとしても消耗戦になりトニー以外の犠牲者が多く出ていたことが予想されるため(ロケットなど)トニーの犠牲のおかげで犠牲者を最小限で抑えられたと考えたほうがいいのでしょう(T_T)
・過去に残ったスティーブ・ロジャース
映画の最後で過去から借りてきたインフィニティストーンを元に戻す任務に向かったスティーブ・ロジャース(キャプテンアメリカ)。
彼は任務の後そのまま過去に残り、人生をやり直すことを選びます。
もちろんこれは現代にタイムスリップしてしまったヒーローが、もといた時代に戻ることができた妥当な着地という見方もできますが・・・
アイアンマンが死んで直ぐに戦線離脱とか無責任すぎ!
同じ境遇のバッキー(ウィンターソルジャー)はどうするの?
せめて仲間に事前に相談するべきでは?
といった疑問を持った方も少なくないのではないのでしょうか?
実際筆者も映画を見てからしばらくは上記のあれこれが引っかかり、映画の出来に否定的でした!
しかしある可能性に思い当たったことで、これらの不満が嘘のようになくなりました!
2.キャプテンアメリカが過去を変えていたという可能性
そしてそれがタイトルにあるとおり「スティーブ・ロジャース(キャプテンアメリカ)がインフィニティストーンを戻すのと同時に過去を変えて、トニー(アイアンマン)やナターシャ(ブラック・ウィドウ)が救われる時間軸(パラレルワールド)を作ったのではないか?」という可能性ですΣ(´∀`;)
責任感の強いスティーブが、トニーやナターシャが死んだ直後に親友のバッキー(ウィンターソルジャー)を残して自分だけが人生をやり直したことには大きな違和感がありました!
しかし歴史を変えてトニーやナターシャを死の運命から救うために、過去に残り一人で戦い続けて来たとしたら、正に私たちが憧れるキャプテンアメリカの姿そのものではないでしょうか(^.^)!?
3.過去を変えることの問題点
ここで普通心配になるのが「過去なんて変えちゃって大丈夫?」「せっかくサノスに勝ったのに台無しにならない?」ということでしょう!
しかしエンドゲームを見た皆さんはもうお気づきでしょう過去を変えても大丈夫なんです( ´ ▽ ` )ノ
ブルース(ハルク)とエンシェントワンが言っていました
例え過去を変えても未来は変わらない、世界が分岐するだけだと!
ローディ(ウォーマシン)にブルースが説明していました
過去のサノスを倒しても、サノスがしたことが戻るわけではないと!
つまりマーベルの世界では過去を変えてもいいんです!
現在に影響しないんです!
分岐した別の時間軸(パラレルワールド)が出来るだけなんです!
そしてもしかしたらこの事実を我々観客に印象付けるために必要だったキャラクターがインテリ・ハルクだったのかもしれません(´・ω・`)
4.実際作中で別の時間軸(パラレルワールド)が出来ていた!
実際に今回の「エンドゲーム」の中でも明らかに過去が変わっている描写があります!
それはトニー(アイアンマン)とスッコト(アントマン)が「アベンジャーズ1」の世界へスペースストーン(四次元キューブ)取りに行った際の事です。
あと少しでスペースストーンを手に入れかけたトニーたちでしたが、ハルクの乱入によって作戦が失敗してしまいスペースストーンはロキが持ち逃げしてしまいます。
そうロキが逃げちゃったのです!本来はソーによってアズガルドへ強制送還されるはずのロキがです!
これでは「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」に繋がりませんΣ(゚д゚lll)
つまりこの時、明らかに本来の歴史とは別にロキがアズガルドへ強制送還されない別の時間軸(パラレルワールド)が発生しています。
もしかすると、こちらの時間軸ではオーディンやロキが死ぬことはないのかもしれませんね(´∀`)
そしてもう一つ重要なことは、ロキによって別の時間軸(パラレルワールド)が発生しても、トニーたちが元々いた時間軸にはやはり何も影響はなかったということです!
5.過去を変えることで生まれる可能性
ではスティーブ(キャプテンアメリカ)が過去を変えてパラレルワールドを作って回っていたとしたらどんな可能性が生まれるでしょうか?
例えばアベンジャーズが5年前にサノスに敗北したことを受け入れたとしたら
トニー(アイアンマン)は死ぬことはなく、妻のペッパーや娘のモーガンと一緒に暮らし続けることができたでしょう(^.^)
もちろんナターシャ(ブラック・ウィドウ)にも同じことが言えますが、彼女の場合はスティーブが50年前まで戻どったことを考えると彼女には別の可能性もあります。
例えばナターシャが女スパイにならず、普通に結婚して子供を産むという時間軸(パラレルワールド)が存在すれば、彼女にとってはより幸せな人生ではないでしょうか?
つまりは映画の世界ではトニーやナターシャは死んでしまいましたが、スティーブが新たに分岐させた世界(パラレルワールド)では彼らが幸せに暮らしているという事を私たちは信じてもいいのだということです(^.^)
6.まとめ
いかがだったでしょうか?今回書いたことは現在はまだ筆者の妄想でしかありません(´・ω・`)
しかしスティーブが新しい可能性をつくっていたと考えるだけで「アベンジャーズ エンドゲーム」の印象が大きく変わるという方もいらっしゃるはずです!
そして生まれた世界(パラレルワールド)がもつ可能性はマーベルファン一人一人が自分の中に自由に思い描いていいものであり、その数は正に「インフィニティ(無限)」ではないでしょうか?
そしてその広がりは正に「ユニバース(宇宙)」といってもいいでしょう(^.^)
「マーベル・シネマティック・ユニバース」の代表作である「アベンジャーズ」の最終章エンドゲームの真の狙いは・・・
我々観客に「マーベル作品の可能性という宇宙を想像させる」ことにあったのかもしれません。