ノーゲーム・ノーライフ3巻 空はどこへ消えた?
皆さんこんにちは、今回はノーゲーム・ノーライフ3巻の記事を書いていきます。
ノーゲーム・ノーライフ 3 ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……? (MF文庫J)
1.あらすじ
天翼種(フリューゲル)のジブリールとのゲームに勝ち、ジブリールを配下に加えた『 』(くうはく)。勢いそのままに世界第三位の大国「東部連合」に、その大陸全領土と「人類種(イマニティ)の全権利」を掛けて行う起死回生のゲームを仕掛けた。しかしその直後、謎の言葉を残して空が消えてしまった・・・
2.この巻の見所
・空はどこへ消えた?白の孤独な戦い
3巻の序盤は突如消えた白がメインの話です。ちなみにこの記事を書いている段階で原作は10巻まで出ていますが、白が単独で活躍するのはこの3巻の序盤だけです(白が空に黙ってで暗躍するシーンは結構ありますが)。基本シリアスできない空と白がシリアスしちゃう貴重なシーンでもありますので、いろいろな意味で見所と言えるエピソードです。
「・・・にぃと、しろ以外・・・は、ね」
・記憶を交換した空とクラミー
互の存在を奪い合うゲームの結果、空とクラミーは互の過去の記憶を共有しました。これは東部連合を下すためにクラミーとフィールの協力が必要だからです。でも実はクラミーが空の記憶を持っていることが3巻以降、具体的には7、8巻の神霊種(オールドデウス)とのゲームでも重要な意味をもってきます。個人的に空と記憶を共有したあとのクラミーはナイスないじられキャラだと思っています(笑)。
「な、泣いてないわっ!泣いたことすらないわっ!」
・いづなとのシューティングバトル
圧倒的な身体能力を誇る獣人種(ワービースト)いづなとのシューティングバトルです。身体能力では歯が立たないと思っていましたが、白の神がかった演算能力で序盤から結構いい勝負をします。しかし中盤以降はいづなのゲームセンスの前に『 』は押され気味になります。結果的には起死回生の戦略で勝利するわけなのですが、2巻で「チェック・メイト」と宣言していた割にはギリギリの勝利でしたね。
「ーおもしれぇ、です!?」
・1巻からつづいていた流れも一旦終了
1巻から3巻までは一連のつながりがある構成になっており、伏線もつながっていました。3巻で東部連合を下すところまでが一連の戦略だったということで、この辺は榎宮先生さすがの構成力です(4巻以降、構成力はさらに光ります)!
「なあジイさん『チェック・メイト』の意味知ってるか?」
3.筆者の感想
この3巻はアニメとの違いが少なく、改めて紹介する部分も少なかったです。ただ「俺たちの戦いはこれからだ!」的な終わり方だったアニメと違い、原作は1~3巻の話をきれいにまとめた終わり方になっています。個人的にはこちらのほうが好みですね(こちらの方がアニメの続きもやりやすいのに・・・アニメ二期お願いします)。
筆者のこの本の印象
白の活躍:✩✩✩✩✩
クラミー&フィールが仲間に加わった!:✩✩✩
いづな、いの、巫女が仲間に加わった!:✩✩✩